紅茶のアドベントカレンダーを手作り|24日分の茶葉選びと準備の手順

紅茶のアドベントカレンダーを手作り

12月に入ると、毎朝ひとつずつ小さな扉を開けるアドベントカレンダー。チョコレートやお菓子が定番ですが、近ごろは紅茶で楽しむ方が増えています。寒い朝に違う香りの一杯を淹れる24日間は、慌ただしい師走に小さな楽しみを灯してくれます。今回は由来から手作りの手順までご紹介します。

アドベントカレンダーとは|ドイツで生まれたクリスマスまでの数え方

アドベント(待降節)は、クリスマスを待ち望む期間のことを指します。本来は11月30日に最も近い日曜日から始まり、クリスマス・イヴまで続きます。家庭ではその日数を数えるために、壁にチョークで線を引いたり、毎週ろうそくに火を灯したりといった習慣が生まれました。19世紀のドイツで広まったこうした数え方が、やがて「小窓を一日ひとつ開ける」紙のカレンダーへと形を変えていきます。

現在市販されているものの多くは12月1日から24日までの24日分という構成です。これは数えやすさから定着した形で、必ずしも宗教的な厳密さを求められるものではありません。だからこそ、中身を自分で選ぶ手作りのアドベントカレンダーとも相性がよいのです。ロンネフェルトが1823年に創業したフランクフルトもドイツの街ですから、ドイツ生まれの習慣にドイツの紅茶を合わせる、という楽しみ方もまた自然なものといえます。

紅茶でアドベントカレンダーを楽しむ魅力

紅茶で作る最大の魅力は、「毎日違う香りに出会える」ことです。お菓子は甘さが続くと飽きてしまうこともありますが、紅茶は産地もの・フレーバーティー・ハーブティーと方向性が大きく異なるため、24日間でも印象が重なりません。朝はしっかりしたアッサム、夜はカフェインを含まないハーブ、週末は香りの華やかなフレーバーティーといった具合に、日付ごとに役割を決められるのも紅茶ならではです。

もうひとつの利点は保管のしやすさ。個包装のティーバッグであれば常温で扱いやすく、冷蔵が必要な生菓子のような気づかいが要りません。小さく軽いので、箱や封筒に収めても場所を取らないのも実用的です。カロリーを気にせず続けられる点も、大人向けのアドベントカレンダーとして支持されている理由でしょう。なお、ロンネフェルトのティーベロップ(ティーバッグ)のように茶葉が中で広がる構造のものを選ぶと、ティーバッグでもリーフティーに近い香りの立ち方を楽しめます。

手作りの手順|24日分をそろえる準備

1. 入れ物を決める

もっとも手軽なのは、小さな紙袋や封筒を24枚用意し、数字を書いて麻ひもに吊るす方法です。壁やカーテンレールに渡せば、それだけで部屋の装飾になります。箱に並べたい場合は、仕切りのある浅い箱や、空き瓶を並べたトレーでも代用できます。ティーバッグは平たいので、ポケット付きの布製ウォールカレンダーとも相性が良好です。

2. 24日分の中身をそろえる

24種類すべてを別の茶葉にする必要はありません。12種類を2回ずつ、あるいは「定番8種+ハーブ8種+季節の香り8種」といった構成でも十分に変化を感じられます。種類をまとめてそろえたい方は、ティーベロップ12種類セットやジョイオブティー12種類セットのような詰め合わせを土台にすると、選ぶ手間が一気に減ります。

3. 日付の順番を設計する

24日分をただ並べるのではなく、物語をつけると開ける楽しみが増します。前半は飲み慣れた産地ものから始め、中盤でフレーバーティー、終盤にかけて香り高い一本やスパイス感のあるものへ。そして24日には、いちばんのお気に入りを。贈る相手がいる場合は、最終日に茶葉100gの小袋や焼き菓子を添えると締めくくりになります。

期間テーマ入れるお茶の例ねらい
1〜6日定番の産地ものアッサム、ダージリン、イングリッシュブレックファースト味の基準をつくる
7〜12日香りを楽しむアールグレイ、アイリッシュモルトなどのフレーバーティー気分の切り替えに
13〜18日夜向き・ノンカフェインカモミール、ペパーミント、ルイボスバニラ就寝前の時間に
19〜23日冬の華やかさスパイス感のある茶葉、季節限定の香りクリスマス気分を高める
24日特別な一杯お気に入りの茶葉100g、焼き菓子を添えて締めくくりの贈り物

24日分の茶葉はどう選ぶ?タイプ別の組み立て方

「どれを入れればよいか分からない」という方は、飲む時間帯から逆算すると迷いません。朝はミルクにも負けないコクのあるアッサム系、昼は食後をすっきりさせる香り高いもの、夜はカフェインを含まないハーブ。この3本柱を決めてから数をそろえるだけで、24日分の骨格ができます。

冬に重宝するのが、麦芽の香ばしさとバニラのような甘い香りが重なるアイリッシュモルトです。ミルクティーにすると香りがふくらむため、寒い朝や雪の予報が出た日の欄に入れておくと特別感があります。眠る前の日付にはノンカフェインのお茶をまとめて配置しておくと、家族で共有するカレンダーでも安心です。

ハーブ中心に組みたい方はジョイオブティー ノンカフェイン ハーブティー7枚お試しパック、紅茶の定番を押さえたい方はティーベロップ人気商品6種パックのように、小さめのセットを複数組み合わせるのも手です。12月限定の香りを一日分だけ忍ばせたい場合は、シーズンティーから選ぶと季節らしさが際立ちます。

毎日おいしく淹れるための基本

せっかく選んだ24種類も、淹れ方が雑では持ち味が出ません。紅茶もハーブティーも、湯は100℃(沸騰直後)を使うのが基本です。茶葉の成分と香りは高温でこそしっかりと引き出され、低い温度では水色も香りも中途半端になりがちです。渋みが気になるときは湯温を下げるのではなく、蒸らし時間を短くするか、茶葉の量を控えめにして調整します。

ティーバッグの場合は、カップにバッグを入れてから勢いよく湯を注ぎ、受け皿や小皿でふたをして蒸らします。時間がきたら静かに引き上げ、絞らないこと。絞ると雑味と渋みが一気に出てしまいます。使い終えた茶葉は一度の抽出で役目を終えますので、そのまま処分してください。

お茶のタイプ湯温湯量の目安蒸らし時間
産地もの(ダージリン等)100℃(沸騰直後)150〜200ml2〜3分
フレーバーティー100℃(沸騰直後)150〜200ml2〜3分
ミルクティー向け100℃(沸騰直後)120〜150ml(濃いめ)3〜4分
ハーブティー100℃(沸騰直後)150〜200ml5〜8分

贈り物にするときの工夫

手作りのアドベントカレンダーは、11月中に渡しておくのが親切です。12月1日から使うものですから、遅くとも11月末には相手の手元に届くよう逆算して準備しましょう。郵送する場合は、ティーバッグが折れないよう厚みのある箱に入れ、香り移りを防ぐために香りの強いフレーバーティーと無香のものを直接重ねないのがコツです。

日付を書いた小さなタグに「今日はミルクを温めて」「午後の休憩に」などひとこと添えると、受け取った方の毎日に会話が生まれます。改まった贈り物として整えたい場合は、のしや手提げ袋のご用意もございます。当店では熨斗を無料で承っておりますので、ご注文時にお申し付けください。贈り先に合わせた予算の立て方は紅茶ギフトを5000円で選ぶ記事も参考になります。

よくある質問

Q. アドベントカレンダーは12月1日から始めるのが正しいのですか?

本来のアドベントは11月30日に最も近い日曜日から始まりますが、市販品の多くは数えやすさから12月1日〜24日の24日分で作られています。手作りの場合も24日分で組むのが分かりやすく、材料もそろえやすいでしょう。

Q. 茶葉(リーフティー)でも作れますか?

作れます。小分け袋に1杯分(2〜3g)ずつ量って入れておけば、毎日その日の分だけを淹れられます。ただし密閉性の低い袋では湿気や香り移りが起きやすいため、ジッパー付きの小袋を使うか、個包装のティーバッグと併用すると安心です。茶葉の保存の考え方は紅茶の保存容器についての記事もご覧ください。

Q. 子どもと一緒に楽しめますか?

はい。カフェインが気になる場合は、ハーブティーやルイボスティーを中心に組むとよいでしょう。ティーベロップ ルイボスバニラのような甘い香りのものは、お子さまにも親しみやすい味わいです。熱湯を扱う工程は大人が担当してください。

Q. 使い終わったティーバッグは2回目も使えますか?

紅茶は1回の抽出で成分を出し切るように作られていますので、2回目の使用はおすすめしません。一杯ごとに新しいティーバッグで淹れてください。淹れ方の細かな手順はティーバッグを絞らない理由の記事で詳しく解説しています。

まとめ

  • アドベントカレンダーはドイツで広まったクリスマスまでの日数の数え方で、現在は12月1日〜24日の24日分が一般的です。
  • 紅茶なら香りの変化が大きく、常温で保管しやすいため、大人のアドベントカレンダーに向いています。
  • 24種類すべてを変える必要はなく、12種類を2回ずつ、朝・昼・夜で役割を決めるだけでも十分に楽しめます。
  • 湯は紅茶もハーブティーも100℃(沸騰直後)。渋みの調整は蒸らし時間と茶葉の量で行い、ティーバッグは絞らずに引き上げます。
  • 贈る場合は11月中に届くよう準備を。熨斗や手提げ袋のご用意もございます。

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