
朝晩の冷え込みが進み、温かい飲み物が恋しくなる季節になりました。食後にすっきりしたい、夜はカフェインを控えたい——そんなときに選ばれるのがペパーミントティーです。けれど「どのくらい蒸らすの?」「はちみつは入れていいの?」と迷う方も多いもの。今回は基本の淹れ方からシーン別の飲み方まで、ていねいにご紹介します。
ペパーミントティーとはどんなお茶か
ペパーミントティーは、シソ科のハーブであるペパーミント(西洋ハッカ)の葉を乾燥させて抽出する、いわゆるハーブティーの一種です。茶樹(カメリア・シネンシス)から作られる紅茶や緑茶とは原料がまったく異なるため、カフェインを含みません。夜のひとときや、カフェインを控えたい時間帯にも選びやすいお茶です。
水色(すいしょく)は、淡い黄金色から黄緑がかった色合いまで、茶葉の状態や蒸らし時間によって変わります。香りの主役はメントールで、立ちのぼる湯気そのものが清涼感をもたらします。味わいは意外にもやわらかく、しっかり蒸らしても紅茶のような渋みは出ません。ただし、長く置きすぎると青い草のような風味や、えぐみに近い後味が強くなることがあります。
ロンネフェルトでは、ハーブの葉の形がしっかり残るカットで仕上げられています。葉が細かく砕けているものに比べ、葉の形が大きいほど香りの立ち方に角がなく、湯の中でゆったりと開くのが特徴です。当店のティーベロップ ペパーミント 5枚入りは、平たい封筒型のティーバッグにその葉をそのまま詰めたもので、ポットの中で葉がしっかり広がるよう設計されています。
基本の淹れ方|湯は100℃、蒸らしは長めに
ペパーミントティーをおいしく淹れる条件は、実はとてもシンプルです。沸騰したての100℃の湯を、勢いよく注ぐこと。ハーブの葉は紅茶の茶葉より軽く、湯の対流に乗ってゆっくり開くため、温度が下がった湯では香りも成分も十分に出てきません。やかんの湯がぽこぽこと沸いた直後に、ためらわず注ぐのがいちばんの近道です。
香りや味の濃さを調整したいときは、湯温ではなく「蒸らし時間」と「葉の量」で加減します。すっきり軽く飲みたい日は葉を控えめにして時間を短く、しっかり香らせたい日は葉を少し増やす、という考え方です。
| 淹れ方 | 茶葉・ティーバッグの量 | 湯量と湯温 | 蒸らし時間の目安 |
| ポットでリーフ(2杯分) | 約4〜5g | 300ml/100℃(沸騰直後) | 5〜7分 |
| ティーバッグ+ポット | 1枚 | 300ml/100℃(沸騰直後) | 4〜5分 |
| マグカップで手軽に | 1枚 | 200ml/100℃(沸騰直後) | 3〜4分・蓋をする |
| アイス(急冷式) | 1枚(または約3g) | 150ml/100℃(沸騰直後) | 4分→氷で急冷 |
手順は、(1)ポットとカップに湯を注いで温める、(2)葉またはティーバッグを入れる、(3)沸騰直後の湯を高い位置から勢いよく注ぐ、(4)蓋をして時間どおり蒸らす、(5)葉を取り出してカップへ、の5ステップです。蓋をするのは、メントールの香りが湯気とともに逃げるのを防ぐため。マグカップで淹れるときは、小皿を一枚のせておくだけでも香りの残り方が変わります。
最後に大切なのが、ティーバッグを絞らないこと。葉の内側に残った雑味までカップに落ちてしまい、せっかくの澄んだ香りがぼやけます。軽く持ち上げて数秒置き、しずくが切れたら静かに取り出してください。これは紅茶でも同じで、詳しくはティーバッグの淹れ方で絞らない理由でも解説しています。また、ハーブも紅茶と同様に1回の抽出で成分を出し切るのが基本です。使い終えた葉は潔く片づけましょう。
シーン別・ペパーミントティーの飲み方
食後の一杯として
もっとも定番なのが、食事のあとの一杯です。油を使った料理や濃い味つけの後に、すっきりした香りが口の中の印象を切り替えてくれます。この場合は濃く淹れるより、マグカップで3分ほど、やや軽めに仕上げるほうが飲みやすく感じられます。秋の食卓に増えるきのこやかぼちゃのグラタン、チーズを使った料理の後にもよく合います。
夜のリラックスタイムに
カフェインを含まないため、就寝前のひとときにも選びやすいお茶です。照明を落とし、ポットでゆっくり5分ほど蒸らした一杯を、時間をかけて飲む。それだけで一日の区切りになります。同じくノンカフェインのティーベロップ カモミールもノンカフェインで、気分に合わせて香りを選べるのが夜のお茶の良さです。
仕事や家事の合間に
午後の気分転換の一杯としても選びやすいお茶です。清涼感のある香りは、デスクの上でも場所を選びません。マグカップ1杯分で手早く淹れられるティーバッグなら、支度に1分もかかりません。
冷えが気になる季節のホットに
10月下旬の今の時季は、熱いまま少しずつ飲むのがおすすめです。ミントは冷たくすると清涼感が際立ちますが、温かいまま飲むと香りがふくらみ、やわらかな印象になります。体を内側から温めたい日は、ジンジャーティーの作り方も参考に、生姜のお茶と交互に楽しむのもよいでしょう。
はちみつ・レモン・ブレンド|アレンジの楽しみ方
ペパーミントティーはそのままでも十分おいしいお茶ですが、少しの工夫で表情が変わります。
| アレンジ | 加えるもの(1杯分) | 味わいの変化 |
| はちみつ | 小さじ1 | 角がとれて、まろやかな甘み。飲み頃まで少し冷ましてから加えると香りが立ちます |
| レモンスライス | 1枚(長く浸けない) | 酸味が加わり、よりすっきりした後味に |
| ミント+緑茶 | 緑茶と同量程度 | 北アフリカ風の甘いミントティーに。砂糖を加えるのが本場流 |
| ミント+紅茶 | 紅茶2に対しミント1 | 紅茶のコクに涼やかな香りが重なり、食後向きの一杯に |
紅茶とブレンドする場合は、クセの少ないすっきりした茶葉が合わせやすく、ブラックティー(紅茶茶葉)のカテゴリから選ぶと探しやすいはずです。一方、ミルクを加える飲み方はミントの清涼感と相性が難しく、まずはストレートで香りを味わうことをおすすめします。
アイスにする場合は、濃いめに淹れた液を氷にそそぐ急冷式が基本です。表の分量どおり湯量を半分にして淹れ、グラスいっぱいの氷に一気に注ぐと、香りを閉じ込めたまま澄んだ一杯に仕上がります。
保存とティーバッグ選びのポイント
ハーブティーの命は香りです。開封後は湿気・光・高温を避け、密閉できる茶缶に移して常温の暗所に置きましょう。冷蔵庫は出し入れのたびに結露が起こりやすく、ハーブには不向きです。香りが弱くなったと感じたら、蒸らし時間を延ばすより、葉の量を少し増やすほうが素直な味になります。
日々気軽に飲むなら、個包装のティーバッグが便利です。ロンネフェルトのティーベロップは1枚ずつ密封されているため、最後の1枚まで香りが保たれます。いろいろなハーブを試してみたい方には、ジョイオブティー ノンカフェイン ハーブティー7枚お試しパックのように数種類が入ったものから始めると、好みの香りが見つけやすくなります。ほかの選択肢はハーブティーのカテゴリからもご覧いただけます。
名古屋・栄のティーサロン(ロンネフェルト・ティ・サロン・名古屋)でも、ハーブティーをご用意しています。贈り物として選ばれる際は、熨斗(のし)を無料でお付けし、手提げ袋もご用意しています。
よくある質問
Q. ペパーミントティーにカフェインは入っていますか?
A. ペパーミントはハーブの葉から作られるため、カフェインを含みません。カフェインを控えたい時間帯にも選びやすいお茶です。ほかのノンカフェインのお茶をお探しの場合は、ノンカフェインのカテゴリもあわせてご覧ください。
Q. 苦みやえぐみが出てしまいます。原因は何でしょう?
A. 多くの場合、蒸らしすぎかハーブの量が多すぎることが原因です。湯温を下げるのではなく、蒸らし時間を1分短くする、葉を1割減らす、という順で調整してください。湯は必ず沸騰直後の100℃を使い、時間がきたら葉をきちんと取り出すのがポイントです。
Q. 1日にどのくらい飲んでよいですか?
A. 明確な決まりはありません。体調やお好みに合わせてお楽しみください。
Q. 妊娠中や子どもでも飲めますか?
A. 体調や時期によって配慮が必要な場合がありますので、気になる方はかかりつけの医師にご相談ください。妊娠中の方向けのお茶をお探しの場合は、マタニティのカテゴリからお選びいただけます。
Q. 生のミントの葉でも淹れられますか?
A. 生の葉でも楽しめますが、香りの印象は乾燥葉とは異なり、よりみずみずしく穏やかになります。しっかりとしたメントールの香りを楽しみたい場合は、乾燥させた茶葉のほうが安定した味わいに仕上がります。
まとめ
- ペパーミントティーはカフェインを含まないハーブティーで、食後や夜の時間にも選びやすい
- 湯は必ず沸騰直後の100℃を使い、濃さは蒸らし時間と葉の量で調整する
- 目安はポットで300mlに約4〜5g・5〜7分、マグカップなら1枚・200ml・3〜4分
- 蓋をして香りを逃さない、ティーバッグは絞らずに静かに取り出す
- はちみつやレモン、緑茶・紅茶とのブレンドで表情が変わる。ミルクは相性が難しい
- 開封後は茶缶などに密閉し、湿気と光を避けて常温の暗所で保存する